Web会議映え講習を売ってみてはどうだろう

どうも皆さんこんにちは、イザークです。

 

錬金術師を名乗っているので、今日はそんなインチキ生臭お金儲けの話です。

 

Web会議がすっかり定着し、おじさん向けの化粧品の売り上げが上がっているそうです。

その理由は、Web会議では常に自分の顔が映るので、「オレの顔、こんなにイケてなかったのか・・・」とようやく気付いたおじさんが増えたからだそうです。

Web会議だろうと、オフラインだろうと、他人から見られる顔は変わらないのですが、画面で自分の顔が出ることによって、客観的に自分の顔をみる機会が増えたわけですね。

自分の顔を最も見ていなかったのが自分自身だったという、なんだか童話みたいな話ですが、ようやくおじさんたちも「どう見られるか」を意識しだしたわけです。

 

そんなわけで、「Web会議でよく見られたい!」というおじさんの需要が生じているので、50~60歳代をターゲットに「Web会議映え講習」を売り出してみてはどうでしょうか。

なぜ、50~60歳代かというと、この人たちはTVを消費者として見ていても、自分が映ることをほとんど意識しなかった世代です。

また、POPEYEだのメンズノンノだのホットドックプレスだの、そういったバブル期マニュアル文化の主要ターゲットでもあります。

 

 

つまり、この世代は「こうすればカッコいい」というマニュアルが大好きだが、自分の容姿に気遣うことをすっかり忘れた人たち、ということができます。

 

これより下の30~40歳代になると、主な遊び場がネットになったり、青春時代がバブル崩壊であんまり派手な遊びが出来なかったり、就職氷河期の煽りを受けててあんまりお金持ってなかったりします。

20歳代は若いので「うわ俺イケてねぇ!」というギャップを感じることは少ないでしょう。ほっときましょう。

 

さて、ターゲットをしぼったところで、講習の内容はこんな感じになるでしょう。

・Web会議映えするカメラの位置と角度

・Web会議映えするライティング

・Web会議映えする表情とリアクション

・Web会議映えする服装えらび

それぞれ、座学(講義形式)20分、実践(実際にWeb会議の環境で)20分、休憩と雑談を入れて60分の講座に仕立てる感じでしょうか。

講義費用は4回セットで10~20万円、これを高いと感じる層はそもそも相手にしません。数千万~数億の商談をまとめる人たち向けです。

効果が「自分が出てる画面」ですぐに実感できるので、顧客満足度は高いと思います。

 

このアイデア著作権フリーですのでやってみたい人はどんどんやってみてください。

なお、もしこの記事を見て実際に実行に移し、成功した人はどこかで「中世の錬金術イザーク=マッチェリノの予言書を読んでアイデアを閃いた」と言ってくれれば災いです。

エコエコいえば価値が上がるとでも思ってるのかと小一時間ほど問い詰めたい

どうもこんにちは、イザークです。

 

あの日清のカップヌードルが「フタ止めシール」を廃止するそうです。

 

え、年間33トン?ショボくね?33万トンじゃなくて?

そもそも、このフタ止めシール、もともと紙だったよね?

プラスチック削減が目的だったら紙に戻せばいいんじゃない?

 

何でもかんでもエコエコ言えば、それが通るって何か変な感じがしません?

ダブルタブ?そんなものでイザークが騙されるとにゃー!!

ねこー!!いえーす!!!びばーびばー!!

これだよ!これを求めてたんだよ!!

やっぱエコよりネコのほうが付加価値あるんだよ!!!

コンビニ揚げチキンがヤバいかもしれない

 

どうも皆さんこんにちは、イザークです。

 

今日気になったニュース、この後ろの方なのですが、パーム油の生産がコロナのせいで落ちているそうです。

 

 

ちょっと前にダイズの話をしましたが、今やダイズを凌ぐ搾油作物となっているのがパームです。

パームは果実を搾った油がパーム油です。

種子の中の核も油を含んでいるのでこの部分も搾ればパーム核油がとれます。

 

パーム油の生産量がダイズを追い越したのは2005年頃、だいたい3500万トンくらいの値でクロスしています。

 

で、タイトルなんですが、ダイズの価格高騰がヤバいことになっていることはちょっと前の投稿でも書いたかと思います。

ダイズは油を搾ったあとの粕が飼料に利用されるので、畑の肉がリアルな肉に転換されます。つまり、ダイズの価格高騰は「揚げチキン」の原料価格を直撃しているわけです。

そして今回のパームの生産減少です。パーム油は酸化や過熱に対する耐性が強いので、業務用のフライオイルに用いられます。

 

現在、コンビニで比較的手軽にファミチキとかななチキとか食べれていたのは、ダイズやパーム油など、飼料や油が安く供給できていたからです。

もちろん、すぐに食えなくなるということはないでしょうが、「なんか量少ない」「なんか最近高くなった」ということがこれから出てくるかもしれません。

速すぎる梅雨入りの割には梅雨前線がまだ南に

どうもこんにちは、イザークです。

 

今週のお題が「そうめんの季節、きてます」だそうで。

そうめんとか冷や麦は当然のことながらコムギでできています。

このコムギという作物、温暖なところだとイネの裏作で作れるので、

コメが無くなってきそうなタイミングで収穫でき、非常に助かります。

 

しかしコムギには「穂発芽」と言われる現象があります。

一般的に、多くの植物種子では「休眠」と呼ばれる状態に入ります。

休眠に入ると、たとえ発芽に適した条件になっても発芽はしません。

種子が出来てすぐ発芽すると、その後に生育に適さない季節(イネの場合は秋にタネが出来てすぐ冬が来る)が来ることが多く、死にます。

こういった生育に適さない季節を回避することができます。

 

で、このコムギ、休眠が無い。全くない。全然ない。

どのくらい無いというと、登熟した穂に水がかかると穂についた種子がそのまま発芽するくらい休眠が無い。ヤバいよ。

一旦発芽が始まってしまうと、種の中のデンプンを分解する酵素が働いてデンプンが糖になっていきます。

糖はデンプンよりもべたべたしているため、製粉特性とかも下がります。ヤバいよ。

しかもコムギ、収穫期が5月~6月くらいです。

で、今年は九州・四国あたりでやけに梅雨入りが速かったですね。

知り合いの農クラスタでは「まだ麦が刈れてねぇ!」と阿鼻叫喚でした。

 

特にオチはないですが、まあこんな感じで。

値段の付け方は3種類

こんにちは、イザークです。

 

モノを売るときって「いくらにしようかな~」と悩むことがありますよね。

値段の付け方って大きくわけて次の3種類あるんじゃないかと思います。

 

1.製造コストに利益を乗せる

2.似てる商品を参考にする

3.買った人が将来得る利益の一部を貰う

 

世の中で、一番よくやられるやり方が1ではないかと思います。

原料費を計算したり、加工費を計算したり、工賃を計算したり、輸送やストックにかかるコストを計算したりして、「いくらで売れれば損しない、生きていける」という値段の付け方ですね。

でもこの値段の付け方、「損しない、首括らなくていい」値段の付け方なんですよね。

このやり方は1品ものだったり、BtoBの商品だったりするもので多いようです。

 

正直で真面目な人たちは、だいたいこの値段の付け方をするし、また、そのような人たちは利益がコストに対して極端に大きかったりするような場合は「暴利を貪る」といって非難したりします。

 

2のやり方は、非常に楽ちんです。

競合になりそうな商品であったり、近くに置いてあるような商品と、似たような値段にしてしまう。つまり「いくらで売る」が先に来るやり方ですね。

BtoCの商品や、競合がたくさんいる商品だとこの方法が主に取られるでしょう。

 

先ほど「よくやられるのが1」と書きましたが、実際には1と2のハイブリットで、製造コストを計算し、利益を乗せ、それが2の「いくらなら売れそう」と比較して、作るかつくらないか、商売になるかならないかが決められます。

 

さて、最後の3です。

この方法は、パテントの使用料なんかで見られます。

また、保険は「将来あるかもしれない損失に対し、保険料という許容可能な出費で、その損失に対する補償を買う」というものなので、利益と損失がひっくり返っていますが構造は大変良く似ています。

この方法は、売る側はけっこう大変です。なぜなら、お客さんが得る利益をベースに価格を決めていかなければならないからです。

しかし、お客さんが得る利益さえ見積れれば、売るものの原価は関係ないという強みがあります。

 

さて、この3の方法、「お客さんの利益」を「経験」「体験」「心の満足」に設定した場合どうなるでしょう?

利益の見積もりや、営業トークはかなり大変ですが、商売としてはかなりイケてるものになるのではないかと思います。

 

今回はちょっと錬金術師(世俗イメージ)な話を書いてみました(オチなし

オーガニックは非科学的?

どうも皆さんこんにちは、イザークです。

 

巷では「100%天然原料、だから安心」とかいうキャッチコピーが溢れています。

100%天然のトリカブトとか、100%天然のフグ毒(テトロドキシン)とか、100%天然のボツリヌス毒素とかは、安全ではないですが、このキャッチコピーにコロッと行く人には安心なのでしょう。

 

100%天然みたいな感じで使われるのが「オーガニック」です。

オーガニックというのは、有機物ということです。

有機物ということは、炭素を含む化合物ということです(炭酸塩、青酸塩は除く)。

 

でもちょっと待ってください、有機リン系の除草剤を使っても、有機塩素系の殺菌剤をつかっても、なぜか「有機農法」とは認められません。

 

おかしいですね、使っているものは間違いなく有機物つまりオーガニックなのに、なぜかオーガニックとは認められない。

これはどうしてでしょう?

 

その答えは、オーガニックとは、現在の自然科学の体系が出来上がる前の物質の分類体系に従うものです。

その体系では、物質を「生命を構成するもの、生命が宿るもの」と「生命でないものを構成するもの、生命が宿らないもの」の2つに分けています。

生命を構成する物質が「死ぬ」事により、生命が宿らないものになることはあっても、逆はあり得ないと考えられていました。

こういわれると「じゃあ生命が宿る物質はどんどん死んでいって、いずれ無くなってしまうのではないか」というツッコミがきそうですね。

それに対しては大丈夫、生命が宿る物質は、自ら生命が宿る物質を構成して生み出すことができる、つまりオーガナイズできる、と考えられていました。

 

もちろん、現在は生命を構成する物質も、そうでない物質も、結局は炭素・水素・酸素・窒素などの原子が組み合わさってできているものであるということが分かっています。

つまり、「オーガニック」という言葉は、現代の科学以前の学術体系の概念を引きずってる言葉であり、そのように見ると「非科学的」な言葉と言っていいでしょう。

 

なお、この現代の科学以前の、物質の変化や生成を対象とする学術体系をアルケミーといいます。日本語では「錬金術」という語が当てられているみたいですけど。

ダイズの値段が上がっている

どうも皆さんこんにちは、イザークです

 

中世の錬金術師よりは日本人の皆さんの方がダイズに詳しいでしょう。

なにせ日本人はダイズを様々な食べ方で食べます。

豆腐、味噌、醤油、納豆、油揚、煮豆のお惣菜、炒り豆、きな粉、などなど・・・

まさに、日本食の主役が米なら、ダイズは一人で何役もこなす超便利モブ、と言ったところでしょうか。

 

こんなにダイズを幅広く利用するのは日本人くらいなもので、世界的にはダイズは油の原料という位置づけです。

油糧作物としての地位は、現在でこそ東南アジアのパームプランテーションに第一を譲りましたが、それまでは世界トップの油糧原料でした。

また、油を搾った後のダイズ粕はタンパク質が豊富なので、飼料にピッタリ。畑の肉からリアル肉へと転換して、ヒトが美味しくいただいているわけですね。

 

肉・油という幸せになれる食材にとって、ダイズが担っている役割というのは非常に大きいわけです。

まさにダイズは戦略物資、アメリカでも、ブラジルでも、アルゼンチンでも、がんがんダイズを作ってます。

 

そんなダイズですが、現在値上がりが続いています。

(参考記事)

【バイデン農政と日本への影響】第7回 穀物・大豆価格は2012年以来の高値圏へ――米国穀倉地帯で強まる干ばつ懸念|バイデン農政と日本への影響|シリーズ|農政|JAcom 農業協同組合新聞

 

詳しい数値はコチラを見ていただくとして、ダイズの値段が上がると色々なモノの値段が上がっていきます。

とはいっても、勤め人の給料はそう簡単には上がっていかないので、なんとかしてお金を作っていかないと、これまでと同じような生活を送るのが厳しくなるような世の中になっていきそうです。